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ロンジン 時のエレガンス
「最高の物だけをつくる」 それは、創業者オーギュスト・アガシと彼の甥のアーネスト・フランシロンの揚げた理念でした。その理念は、ロンジン社の理念でもあり、現在も一切の妥協を許さない徹底した品質主義を掲げています。
創始者オーギュスト・アガシが、ロンジンの前身となる時計組み立て会社、レギュル・ジュンヌ＆アガシ商会を設立したのが1832年。ここでは時計の部品を仕入れて、職人たちに組み立てさせるという製造方法が行われていました。
１８６７年アーネスト・フランシロンはスイスのジュラ山脈にあるサンティミエの小さな村ロンジンの地に新しい工場を設立。この年にパリの国際博覧会に美しい懐中時計を出品し、エレガントでシンプルな懐中時計は銅メダルを受賞しました。その懐中時計は竜頭を回すことによりネジを巻き上げ、時刻を簡単に調節できる世界初の懐中時計でした。
その後もロンジンは、国際的な博覧会において技術、機械的な面、芸術面で数々の賞を獲得しています。 |
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1867年パリの国際博覧会で受賞した最初のロンジン時計。 |
ロンジンはスポーツ史上初のスポーツ記録時計をつくり、歴史的な記録計測を担ってきたメーカーです。
そして、それは数多くの冒険者たちと共に歩んできた歴史でもあります。 |
大西洋無着陸横断飛行に成功したリンドバーグ |
1879年 秒針付きのクロノグラフ時計を世界で始めて製造開始。高精度の計測技術を開発。
1896年 第1回近代オリンピックの公式時計をつとめる。
1899年 アブルッジ公ルイジ・アマデオの北極海探検（ロンジン社クロノメーター使用）。
1904年 Ｊ・Ｅ・バーニー隊長による429日間北極海探検（ロンジン社クロノメーター使用）。
1911年 アムンゼンの南極探検（ロンジン社クロノメーター使用）。
1927年 チャールズ・リンドバーグ大西洋を横断（ロンジン社航空クロノメーター使用）。
1912年 バーゼル連邦体育際でスポーツ史上初の自動計時を実現。
1933年 Ｆ１レースの始まりであるブラジルグランプリの計測を担当。
近代史に名を残す冒険家たちが信頼を寄せ、彼らと共に技術の革新を実現してきました。
日本の歴史にもなじみのあるロンジン懐中時計。
日本で現存する最古のロンジンは１８６９年、薩摩藩主 島津忠義が西郷隆盛に贈った懐中金時計です。
西郷隆盛は懐中時計（ロンジン製）を2個所有していたとされています。
西郷隆盛と共に歴史の時を刻んできたロンジン懐中金時計
